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三橋節子美術館
三橋節子美術館
ワタクシ本日は、滋賀県大津市の三橋節子美術館に来ています。
道がわかりにくくて難儀しましたが、この石畳の道の奥が美術館です。
敷地内には無料駐車場もあります。

三橋節子美術館
三橋節子は大津の画家です。
暗い画風で、観に行こうかどうしようか迷いましたが、行って良かったです。

初めに、三橋節子に関する映像を観せていただきました。
画家として、また母として、充実した人生を送りつつあった33歳のとき、彼女に不幸が襲います。
画家の命ともいえる利き腕の右手を、病のために切断せざるを得なかったのです。
その時の悲嘆たるや、想像してあまりあります。
しかし節子は負けません。
努力の末、左手で絵が描けるようにまでなりました。
連作の挿絵が展示されてましたが、利き手で描いたものと何ほどの違いもありませんでした。
しかし彼女は、病のため35歳でこの世を去ります。
小さなわが子を二人残しての旅立ちでした。
彼女の作品から感じられる淋しさは、辛い境遇がもたらしたものでしょうか?

晩年の節子の作品には、地元近江の民話を題材にしたものが複数あります。
なかでも、「三井の晩鐘」や「鷺の恩返し」には、心打たれました。
三井の晩鐘の物語は、さだめに裂かれた悲しい母子のお話です。
龍神の化身であるため、人間の世界では生きていけない母は、幼い我が子のために乳代わりに自分の両の目を一つずつ与え、湖に帰っていきます。
ついに二つとも舐め尽くされてしまい、母は我が子の成長を見ることができなくなってしまいました。
毎晩、三井寺の鐘を撞くことで、夫やわが子が無事でいることを、目の見えない母に知らせるというのが、この物語です。
また、命を助けてもらった恩返しに、燃え盛る炎に向かって、口に含んだわずかな水を何度もかけ続け、最後には命を落としてしまう「鷺の恩返し」も悲しいお話です。
ワタクシ、思い出して目がウルウルしてきました。

節子の作品を鑑賞しながら、彼女の短い人生に思いを馳せるとき、自分にとっての苦労や悩みなど、まだまだ小さいなと感じさせられます。



三橋節子美術館
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

美術館 | 00:00:01 | トラックバック(0) | コメント(4)
コメント
こんばんはです♪
大津には割合行っていたのですが、
ここは道がどうもややこしくて、
優先順位を下げてしまっていました。

利き手がどうなろうとも最後まで画家であった
そしてその絵が力強いんです。
再び感動を思いだしました。
ありがとうございます(*^^*)
2015-06-12 金 19:55:39 | URL | 菅原しずか [編集]
しずかさんへ
画家の背景を知って作品を観るのは大切だということを、今回思い知らされました。
ここに訪れるまでは、陰気臭い絵であまり興味もわかなかったんですが、彼女の置かれた境遇を知り作品を観ると、幼い我が子への愛情が、あふれるように迫ってくる気がします。
人物の白い輪郭線が力強いのですが、利き腕でもない方の手で必死に描いていたんだなと想像すると、胸を打たれます。

今回、大津を集中的に周ったので、続々ミュージアムを紹介しますよ。
2015-06-12 金 21:07:06 | URL | みゅー [編集]
こんばんは
絵はどこかで見たことがあります。

プロセスをきくと感動しますね。

ほんとうに胸を打たれますね。
2015-06-12 金 21:31:20 | URL | 森須もりん [編集]
Re: こんばんは
彼女の生き方には、励まされるものがあります。
そのことを、ぜひとも知ってほしかったんです。
2015-06-12 金 23:00:40 | URL | みゅー [編集]
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